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興味のおもむくままに読書し、それを紹介する日記。流行に縛られること無く。己が道を進む。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 新潮文庫 上橋菜穂子著。 女用心棒バルサが精霊の卵を宿した皇子チャグムを刺客や異世界の魔物から守り、やがて国を揺るがす大きな波に飲まれることになっていく。日本発のファンタジー。 主人公であるバルサの強さにのめりこんだ。ただ天才的な強さというわけでなく、訓練や踏んできた場数による経験に裏打ちされた強さで、決してバルサが最強だというわけではないところがおもしろい。疲労もすれば傷つくこともある。その逆境の中でうまく戦っていくバルサに誰でも惚れると思う。 作者が文化人類学者で民族や風俗に詳しいので世界観がとても綿密になされているのが面白い。その世界にはちゃんとした神話があり、その神話を利用した国があり、その神話も人の手によって改ざんされているなどとにかく細かい。指輪物語でトールキンがホビットについて綿密に解説しているのと同じように、この小説でもちゃんと世界を作るうえで大切な民族の風習や神話を構成しているのがすごいと思った。ちゃんとした世界の土台がある物語は読んでいて非常に説得力がある。 バルサの強さや世界観の綿密さもすごい小説だが、何よりも僕が気に入ったのが作中に出てくる食べ物が非常においしそうに描写されているところだ。 「ジャイという辛い実の粉とナライという果実のあまい果肉をまぶしてつけこんだ鳥肉を、こんがりと焼き、ぶつ切りにして飯にまぶしたもので、これもじつにおいしかった」p.83 すごくおいしそうだ。架空の食べ物もすごくおいしそうに感じられる。 これはシリーズの最初の巻なのでこれからどう話が続いていくのかすごく楽しみだ。そのさい食べ物の描写がどれほどあるのかも要チェックです。 PR 2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2636ページ 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)意味がわからないけど読み口がさわやか。いいお酒を飲んだ感じかな 読了日:02月28日 著者:村上 春樹 ウェブがわかる本 (岩波ジュニア新書)もしなんとなくインターネットを楽しんでる人がいたら読んでみるといいと思う。わかりやすいし面白い 読了日:02月27日 著者:大向 一輝 きょうのできごと (河出文庫)ゆったりとしていていい雰囲気でした 読了日:02月26日 著者:柴崎友香 中国雑話中国的思想 (文春新書 596)中国拳法のあたりが詳しく書いてあったのがよかった。中国に興味がわいてくる本 読了日:02月24日 著者:酒見 賢一 アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)仮想現実を扱ってるあたり自分好みだった。最終的には友情物で読み口もさわやかでした。 読了日:02月19日 著者:川原 礫 すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)理系が思わずにやりとしてしまうような、そんな感じでした。萌絵がかわいい 読了日:02月14日 著者:森 博嗣 次世代ウェブ グーグルの次のモデル (光文社新書)Web2.0の概要がなんとなくわかった。 読了日:02月08日 著者:佐々木 俊尚 スプートニクの恋人 (講談社文庫)これが文学というものなんだなと思いました。記号と象徴の話が好きです 読了日:02月05日 著者:村上 春樹 1809―ナポレオン暗殺 (文春文庫)当時のヨーロッパ情勢をよく知っていればより楽しめる。もちろん知って無くても面白い。 読了日:02月01日 著者:佐藤 亜紀 読書メーター 中公文庫 村上春樹著。 村上春樹初の短編集。7つの不思議な短編が収録されている。 村上春樹は短編が面白いということで読んでみました。確かに面白かったです。でもコレはかなり好き嫌いが分かれるものだと思います。 村上春樹特有の詩的な文章なため、理解するのに僕はかなり時間がかかりました。それでも半分は理解できてなかったと思います。この理解のできなさが村上春樹の魅力なのだとは思うのですが、やはり少し納得できないようなこともしばしば。普通のストーリーを楽しむ小説とは違う、村上春樹の小説は小説を読むというよりは村上春樹を読むというような感じです。 すごく感想が書きにくいのですが、とくに意味のわからなかった短編をあげるとするならば「ニューヨーク炭鉱の悲劇」です。まず舞台はニューヨークではありません。この題に意味があるのかはまったく不明なのです。話のとしては台風の日に動物園へ行くのが好きな友人を持つ”僕”が葬式へ行くための喪服をその友人から借りるというような話です。何故台風の日に動物園へ行くのかも謎だし、そのことがこの話に密接にかかわってくるかといえば謎です。そして主人公である”僕”の周りで友人が死んでいくんですが、とくに何かの事件とかそういうわけでなくただ単に死んだという描写があるのみ。かなり難解でした。 自分の理解力が及ばなくて理解できないのかもしれませんが、村上春樹はかなり難解です。でも文章はきれいですごく詩的なので読んでいて非常に気持ちがいい。例えるならいいお酒を飲んでいるような、そのような感覚に近いと思います。 ちなみに小川洋子いわくベッドサイドにおいておきたくなるような完璧な短編だそうです。うーん。難しい。 河出文庫 柴崎友香著。 中道君の引っ越し祝いの全後日に起きた出来事を、それぞれの登場人物からの視点で描いた短編集。 全体的に雰囲気がほんわかしているのがすごくよかった。登場人物たちは関西の人たちで台詞も関西弁となっており、関西弁特有ののんびりさが出ている。登場人物一人一人の視点で別の物語が語られているので、その人がどういう人物なのかが読んでいくうちにわかってくる。再読すればあの時あの人はこういうことを考えているんだろうなと想像できるのが楽しい。 大きな事件やイベントなどは起こらず、日常の一こまを切り取ったような小説。ベッドサイドにおいておいて気が向いた時にさらっと読むのがいいと思う。 ちなみに映画化している。出演者は田中麗奈、妻夫木聡、伊藤歩、柏原収史。監督は行定勲。 文春新書。酒見賢一著。 中国の小話を八つの章に分けて掲載。酒見賢一独自の理論も乗せながらちゃんと研究された話を書いている。 取り上げる話が一つ一つ面白かった。日本でも割りとポピュラーな人物を紹介したり、マイナーではないがあまり深くは知らない易や中国武術についても詳しく書かれていた。酒見賢一独特の語り口で読んでいてふっと笑ってしまうようなところもあるので、決して硬い本ではない。 まず劉備の小の第一行目が「思うに劉備がいちばんわるい。」とくる。劉備といえば三国志では英雄扱いされているが、この本を読んでいくと認識も改まってくる。三国志の英雄劉備になじみのある人はコレを読んでどう思うのだろうか?コレもまた有名な関羽についても語られているが、これは関羽の話というよりも関羽がどのようにして中国で神になって言ったかというような事が書かれており、武将関羽とはまた違った神関羽というあまりなじみの無い分野が語られている。どんどん神格が増していく関羽はもうわけがわからない存在になっているんだなとなかなか興味深かった。 人物以外にも易や中国武術の編も面白かった。とくに易は奥が深く、本文中にも語られているように「易と説問だけはやるものではない」というのもうなずけるほどの複雑さである。単に占いと思って侮れないものなのだなと思いました。酒見賢一自身で易を実践して説明しているので人によってはやりたくなるかもしれない。あと中国武術についても今まで知らなかった拳法や流派、型とはどんなものかその拳法の偉人はどんな人だったのかと幅広く説明されていて、コレもまた興味が尽きないものとなっている。中国武術侮りがたし。深さは易並だと思う。 ほかにも孫子の兵法や仙人など今まで知らなかった中国の文化が詳しく書かれていて、中国入門にふさわしい新書だと思う。コレを機にほかの中国関連に本を読んでみるのも面白いと思う。 |
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現実世界が嫌で本の世界に逃げているといっても過言ではないほどの駄目人間。 最近では楽して儲けることしか考えていない。
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