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興味のおもむくままに読書し、それを紹介する日記。流行に縛られること無く。己が道を進む。
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電撃文庫。川原礫著。電撃小説大賞受賞作。
デブでいじめられっ子のハルユキが黒雪姫という少女とで会い、彼女から渡されたソフトによって新たな世界へと飛び出していく物語。
世界観が面白かった。国民全員が常にネットにつながっており、それぞれの施設のローカルネットで仮想的に授業を受けたり友達と遊んだり仮想現実が当たり前となった世界でのお話。主人公のハルユキが黒雪姫という少女から渡されたソフトはかなり販促な代物で、それを維持するには戦い続けなければならないという少年漫画的な展開もおもしろかった。戦うのも自分自身ではなくシステムが作り上げた”アバター”で現実ではドンくさいやつがゲームになるととても強いという一種の中二病的な展開も定番ではあるが、主人公が少し駄目なので嫌味なく読むことができる。
キャラクターとしてはハルユキが本当に主人公らしからぬ設定なのが面白い。普通デブキャラは主人公にはしません。中二病的な作品の場合はたいてい主人公もそれなりな容姿(作品中では駄目な容姿)をしているのに対し本作ではデブキャラを使うことによって他の中二病的作品とは一線をかくものになっている、ような気がします。でもかっこよくは無いけど、ハルユキはかわいい主人公のようにも思えます。黒雪姫はいわゆる世間離れしたお嬢様のような感じで、作品をひっぱていく存在。中学生という設定の割には超然としすぎている気もするけど、そこは突っ込まないほうが楽しく読めます。
ネットとかそういうものを小説に組み込んできるけれども、まだうまく取り入れて入れない印象。もっと電子的な要素をちりばめればさらに面白くなると思うので次回に期待。
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講談社文庫。森博嗣の描く犀川&萌絵シリーズ第一作目。
大学助教授(今では準教授ですね)の犀川先生と生徒の萌絵が妃真加島でおこる殺人事件に巻き込まれるいわゆる館物。
まず主人公の名前にびっくり。萌絵とはまたかわいらしい名前だと思いました。名前だけでなく話す言葉から行動までかわいいんですけれども。そんな萌絵は数学の天才のようなんですが、あまり深くは言及されていませんでした。犀川先生もまた一癖ある人物で、台詞一つ一つが知性にあふれているような感じです。専門外という割にはUNIXやプログラミングにぞうしが深く、時折置いていかれそうになることもしばしばありました。
この小説は理系、とくに情報系の学生が思わずにやりとしてしまいそうな知識がちりばめられています。UNIXやプログラミング、セキュリティーに仮想現実。どれもこれも情報系にとっては興味がわく分野だと思います。ただ、この小説ではそのような知識はスパイス程度で、やはりミステリーとしては王道の館物になります。論理だてて考えてみればそういうものが苦手な人でもちゃんとわかるようにできています。
最後まで読んでFの秘密に気づいたらきっと誰しも驚くものだと思います。


マッグガーデンから出ているほのぼの漫画。作者は青桐ナツ。
高校二年生のマイペースな主人公”平介”と従兄弟で耐える男の子”秋”が出会ってお互いに少しずつ変わっていく様をほのぼのと描いてあります。
まず秋君がかわいいです。なんにでも耐える子で、耐えている姿もまたかわいい。無口な子ですが口で語るよりも表情で語っています。うれしそうな時の顔が本当にかわいいんですよ。あと平介のマイペースさが個人的に憧れます。自分ではこうはなるまい。このマイペースさにいらつく人もいるとは思いますけど。だいたい周辺の友人がいらついています。特に友人の鈴木がいらついています。いらついているので時々平介にきついことも言います。平介は傷ついたりします。傷つきながらも自分で考えて平介は答えを出すので、平介はそう悪いやつじゃないのです。
ほかの登場人物として書き下ろしの短編に長谷という女の子が出てきます。長谷も自分の世界を持っていて同じく独特な平介に興味を持ちます。エピソードについてはここではあまり語りませんが、独特な二人の雰囲気がとてもいいので自分としてはかなり好きな短編になります。
平介と秋がどう変わっていくのか。そして長谷は今後本編に出てくるのか。いろいろと気になる漫画です。


コミックガムで連載中の声優漫画(?)。
主人公の青柳柑奈が姉の弥生の仕事を手伝うことになり、その仕事の内容がエロゲーの声優だったというコメディー。
無茶な要求をする姉に答えようとする妹の必死さがとてもかわいらしくて個人的に非常にツボであった。主人公の年齢がなんと16歳で、そんな若い女性にエロゲーの声優をやらせようという発想がすばらしい。弥生の台詞で「16歳の女子にエロイ言葉言わせちゃいけないって言うが法律あるか?」というのがあるのだが、本当にそんな法律は無いのだろうか?無いとしたら新人声優の登竜門としてエロゲーを使うというのもありなのかもしれない。それにしてもこの弥生の台詞は漫画誌に残る名台詞だ(言い過ぎか?)
かわいい顔してエロイ台詞を言う柑奈の恥ずかしそうな顔がなんともいたいけで、羞恥とかそういうのが好きな人にはぜひともお勧めしたい。またヒロインの恥ずかしい姿を見る以外にもこの漫画はちゃんと声優の人に取材をして描いているようなので、声優とは一体どういうものなのかが気になる人にもお勧めできる、と思う。エロゲーの声優が世間一般で使われている声優と一緒にしていいものか迷うのですが。
余談ですが、この漫画を買うと”柑奈の恥ずかしい声”をHPからダウンロードできるようです。配信は2009年2月26日だそうです。


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基本的に小説を好む妄想好き。
現実世界が嫌で本の世界に逃げているといっても過言ではないほどの駄目人間。
最近では楽して儲けることしか考えていない。
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