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興味のおもむくままに読書し、それを紹介する日記。流行に縛られること無く。己が道を進む。
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空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE) (新書)
![]() トクマ・ノベルス 荻原規子著。 日本神話をベースにした和風ファンタジーでした。日本神話をベースとしているだけあって随所に聞いたことのある単語がちりばめられています。日本っぽいけどちょっと違う感じがするのでなんだか不思議な小説でした。 主人公の狭也が感情豊かなので面白かったです。いろいろな出来事を通じて狭也は成長していくので、序盤の印象と終盤の印象は結構違います。でもいち狭也として筋が通っているので頼もしい感じでした。途中で出てくる稚羽矢の純真さも浮世離れしていていて不思議な感じでした。なによりも少女と見違えるほどの美少年という設定がすばらしいと思った。小説に美男美女は必須です。その稚羽矢が己を自覚していく過程が面白かったです。 小説全体が不思議な雰囲気なのでそういったファンタジーが好きな人は読んでみることをおすすめします。 PR
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) (文庫)
![]() 電撃文庫 伏見つかさ著。 とにかく面白かった。主人公が語る形式で進められていて、妹である桐乃に蹴られたり罵詈雑言を浴びせられ足りする時の主人公の反応がとにかく面白かった。表面上では平静を装いつつ(装えていない気もするが)内心びくびくしているところがコミカルでよかった。 主人公は一般人なので桐乃の趣味を公開された時の反応などは、なるほど一般人らしかった。オタクに対する偏見やオタク趣味を持つ仲間同士の会合の楽しさなど、現実離れしていない(そうでもないかもしれないが)オタク像がそこにあって、共感できるところもしばしばあった。 ラストシーンは意外にも熱く、主人公が思わずかっこよく見えてしまうほど。父親を説き伏せていくところなんかはどうやってあの堅物をやりこめるつもりだ?と夢中になって読むことができた。 幼馴染キャラが出ているのにあんまりこの巻では扱いがよくなかったので、次の巻での扱いがどのように変わっていくのか気になります。
オーデュボンの祈り (新潮文庫) (文庫)
![]() 新潮文庫 伊坂幸太郎著。 伊坂幸太郎のデビュー作。シュールな世界観と魅力的なキャラクターが織り成すミステリー。 とにかくキャラクターが奇抜。キャラ付けがしっかりとされているので読んでいて楽しい。舞台が日本から隔離された小さな島ということで非現実的。それでいながらその島ではそれが当たり前なところが、我々が感じる常識というものは結局自分のまわりにしか適用されないものなのだと考えさせられる。 話の間で時折挟まれる主人公の祖母の話や、本土にいる元恋人の話など補足的に入っているのが面白かった。そして最終的に挟まれる話はすべて重要なものなのだとあとで気づく。ひょっとしたら僕が気づくのが遅かったのかもしれないけどとにかく大切なエピソードであった。 分類としてはミステリーなんだろうけど、ファンタジー要素も入っているのでかんたんにカテゴライズ出来る小説ではないと思う。ただ、最後にあっといわせる手法がとてもミステリーらしいのでミステリー小説なのだろうと思う。 デビュー作ということで伊坂ワールド全開なこの小説。案外読む人を選ぶ小説かもしれない。
修学旅行は終わらない (MF文庫 ダ・ヴィンチ む) (文庫)
![]() MF文庫ダヴィンチ 村崎友著。 いい青春小説でした。修学旅行をいろいろな人物の視点から描いていて、ある人はわくわくさせるのもだったり、またある人は甘酸っぱいものだったりとバラエティに富んでいて面白かった。高校時代の青春がこの一冊にたっぷりと詰め込まれている。特に気に入っているのが第三話で、この話はとても甘酸っぱい。甘酸っぱすぎて読んでいられない気持ちになるけど、グイグイ引きこまれて途中でやめることはできない。僕もこんなどきどきするような体験をしてみたい。 考えてみれば修学旅行は縛られているからこその楽しみがあったといまさらながら思う。先生に見つからないように友達の部屋に行ってみたり。悪い友達と一緒になって酒盛りをしてみたり。麻雀で夜を明かしてみたりと、思えば悪事をよく働いていた。これらの悪事は修学旅行で無いと成立しない。今となっては酒盛りは当たり前のイベントで、麻雀は普通の遊びだ。あの時の先生の取締りがあったからこそ普通より断然面白くなったのだなとしみじみと思い出させてくれる。 これを読んだら誰でももう一度修学旅行へ行きたくなるに違いない。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート (文庫)
![]() 月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート (文庫) ![]() 講談社X文庫 小野不由美著。 十二国記シリーズ第一作目。蓬莱にいた景王陽子が慶国に戻るまでの話。 上巻は陽子が異世界に連れてこられるところからはじまる。景麒につれてこられた異世界で一人孤独に異形の魔物と戦う様はなんとも痛ましかった。妖魔に追われ疲労し人に助けを求めても裏切られ、どんどん誰も信じられなくなっていく陽子を見るのはとても辛い。陽子に付きまとい惑わす猿も陽子をどんどんと追い詰めていき上巻は本当に読んでいるのが辛くなる。上巻では陽子は徹底的に打ちのめされている。 変わって下巻では陽子が旅の途中で出会う楽俊が陽子を救う。人を完全に信じることができなくなった陽子は楽俊をはじめは信頼できなかったが、徐々に心を許していく。楽俊の存在が陽子を救っていくのだが、楽俊のものの考え方は読んでいて勉強になった。 「前略・・・だから信じてもらえりゃ嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。それはおいらの問題。おいらを信じるのも信じないのも陽子の勝手だ。おいらを信じて陽子は得をするかも知れねえし、損をするかもしれねえ、けどそれは陽子の問題だな」 この台詞の前後を読むと、楽俊という人物がとてもすごいと思う。こんな考え方をできる人なんてそういないだろう。 その後陽子たちは雁国に渡り延王に会うそこで陽子は慶国の王になることを考え始める。 下巻では楽俊が非常にためになることをよく言うので、大げさな話だが人生を生きるうえで必ず役に立つと思う。ちなみに楽俊は十二国記を読む上で必須となる知識もよく語るのでよく読んでおくとシリーズを読む上で非常に役に立つ。 十二国記を読むとよく思うのは国とはなんなのかということ。国の代表は国民を大切に守らなければならないのに実際はそうも行かない様子。世の政治家には十二国記を読んで国とはなんなのかをよく考えてもらいたい。 |
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基本的に小説を好む妄想好き。
現実世界が嫌で本の世界に逃げているといっても過言ではないほどの駄目人間。 最近では楽して儲けることしか考えていない。
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