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興味のおもむくままに読書し、それを紹介する日記。流行に縛られること無く。己が道を進む。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 新潮文庫 梨木香歩著。 不思議な小説でした。とても独特な雰囲気のあって、一言では説明できないような不思議な魅力があります。 話は主人公の亡くなった祖母の家に同居することになった4人の女性を中心に進んでいくのですが、4人の女性のほかにりかさんと言う人形が重要な役割を果たします。余談ですが、りかさんを中心にした話の「りかさん」という小説もあるのであわせて読むとこの物語をより理解することができると思います。りかさんは人形なのですが、ただ一言人形という言葉で処理するにはあまりにも大きな存在となっています。この小説を読んでいると必ずどこかにりかさんの影響のようなものが感じられます。 この小説は植物や自然がよく描かれています。話の中心にいるのではなく脇に添えて一見いないように見えてもちゃんとそこに存在しているような、そんな感じがしました。自然の素材を使った織物や染物などの話も入ってくるので、それともうまく交じり合って生命とはなんなのか深く考えさせられます。 一度読んだらもう一度読みたくなるような、そんな小説でした。 PR
銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫) (文庫)
![]() 河出文庫 ダグラス・アダムス著 安原和見訳。 とても面白いSFだった。度重なる自虐に時折入る世界観的な無駄知識。うまく世界観を作り出しているので非常に面白かった。 話は二人の主人公、アーサーとフォードが突拍子もない出来事に巻き込まれながら進んでいく。地球人のアーサーに時折宇宙人であるフォードが解説を入れていくのだが、フォードにとって当たり前なことがアーサーには理解不能なのでそのギャップを見るのが面白い。 元がラジオドラマだったということもあるのか展開はとてもスピーディで、次から次へと起こる出来事に大笑いしながら読むことができる。特にヴォゴン人の詩を聞かされるエピソードが個人的にかなり好きだ。詩を聞かされることによって死ぬ思いをするなんてなかなか純粋な地球人には理解しにくい。でもその理解のできない突拍子もなさが本当に面白いし、この小説の魅力だと思う。宇宙人がいるとしたらこんなやつもいたっていいのではないかな?会いたくはないけど。 すごくテンポよく読むことができるので今までSFに手を出したことのない人でも気軽に読むことができると思う。
龍は眠る (新潮文庫) (文庫)
![]() 新潮文庫 宮部みゆき著。 この人は本当に超能力者の苦悩を書くのがうまいと思いました。まるで超能力者に会ったことがあるかのうようです。 主人公は雑誌の記者である台風の日少年と出会うという形ではじまります。主人公は少年と行動を共にするうちに少年が普通ではないと気づき始めるというのが序盤の流れです。少年の特殊能力を最初からまともに信じないで半信半疑な状態で進んでいくところにリアリティを感じました。主人公を超能力者にしないであくまで主人公の周りに超能力者を配置するのがリアリティの原因かと思います。主人公が少年を信じる過程が綿密に描写されているので、読んでいる側も少年の超能力を違和感なく受け入れることができました。そこら辺を不足ななく描くあたりが宮部みゆきらしいと思いました。 全体的に主人公や少年の苦悩が描かれていて全体的に少し暗い雰囲気のする話でした。しかし一度読み進めると止まらなくなるほど先が気になっていく構成になっていて、全体を読み終えるといろいろなものが収まるところに収まってそれでいて充実感とともに一抹の寂しさを感じるような、そんな小説でした。
東の海神 西の滄海 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート (文庫)
![]() 講談社X文庫 小野不由美著。 十二国記シリーズ第三弾。雁国の話。 雁国の王、尚隆の人柄がすごく魅力的に映る一冊。何気に延王は過去の二作品にちゃんと出ているのでどういう人物かはわかっていると思うけど、この巻では延王を深く掘り下げている。延王が国をどう思っているか、どうやって荒廃した雁を立て直していったかなどが語られている。メインは雁国で起きた反乱を扱っていて、延王の破天荒ぶりが存分に発揮されているのが面白かった。 延王のこともさることながら延麒についても扱っている。延麒が胎果であることは前の巻でチラッと語られているので延麒が蓬莱生まれであることは知られている。この巻では延麒がどういう時代に生まれたのかがわかる。 延麒の国に対してや王に対しての考え方と、尚隆の国への考え方がすれ違いながら話は進んでいく。そして延麒の友人である妖魔を従える人間″更夜″など話は複雑に展開していく。 延王の反乱の鎮め方がとても面白いので、戦記物としても十分楽しめる一冊です。
風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート (文庫)
![]() 風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート (文庫) ![]() 講談社X文庫 小野不由美著。 十二国記シリーズ第二段。戴国の麒麟の話。 とにかくこの巻は泰麒の可愛さに尽きる。サンシ(漢字が出ない)や女仙の泰麒に対する愛情が泰麒を包んでいて、幸せそうに過ごす泰麒が何とも可愛らしい。 世界について麒麟について、いろいろなことを知っていく泰麒は自分が麒麟であることに自信が持てない。泰麒に自分が麒麟であることを自覚させていく過程が面白かった。 蓬莱にいたころの泰麒は自分がこの世界に馴染んでいないということを自覚していた。今の生活に何となく馴染んでいない人は、ひょっとしたらこの世界の住人でなく十二国のどこかの国の住人かも知らない。 |
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現実世界が嫌で本の世界に逃げているといっても過言ではないほどの駄目人間。 最近では楽して儲けることしか考えていない。
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